ビエントさんのたまたま偶然なんとなく見聞録

たまたま偶然出会いなんとなく気になった人(や物事)を記録しています。

ブトニア

一年に、一度
正月にだけ会う友達が

私の結婚式、来てくれる?

と言う。

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結婚するの?
と聞くと

わからんまだ先。
でもしたい。
結婚については、
まだ話してないけど、
結婚式については、彼氏と話し合ってるよ。

とのこと。
どういうこと?

ピンクのスカートと、
きれいにカールしたヘアスタイル。
休日は、ネイルチップ作りにはげむ。

毛玉だらけのセーターを着た私は、
嬉々として結婚式について話す
友達を見つめていた。

結婚式というものを大切に思っている彼女なのだ。
対して、私は、結婚式というものに
あまり興味が持てない。
派手なドレスを着て、皆に注目されるのは、
恥ずかしい。
出来れば、避けて通りたい。

成人式、
私は参加せず
振り袖を借りるためのお金で、
ニュージーランドに一人旅に出た。
これは、全く後悔なしの選択だった。


ただ、一つ
ブトニアには、並々ならぬ憧れがある

ブトニアとは、
新郎の左胸に飾る花のコサージュのことだ。
通常、新婦が持つブーケと
同じ花材で作られている。

その昔、男性が野の花を摘んで花束を作り、
結婚の申し込みとともに女性に差し出した。
結婚を受け入れる女性は、
その花束から一輪抜いて、
ブトニアとして男性の胸に挿した
という由来がある。

なんてロマンチック。

花も愛情も
もらったものは、
お返ししたいではないか。

二人でわけあうことの幸せ

ああ、ロマンチック!